僕のノート

カレー一択だった僕が、ハヤシライスに恋した日

ryoheiasada

彼氏が選んだのは「ハヤシライス」

付き合い始めて、初めて僕の家でご飯を一緒に作ろうということになったとき。
「何食べたい?」と聞いたら、彼が答えたのは「ハヤシライス!」でした。

そのとき僕はちょっと意外に思ったんです。
なぜなら、僕にとって“ご飯にかける洋食”といえば断然カレー。ずっと「カレー派」で育ってきたからです。


子ども時代、カレー一択だった僕

小さい頃、母に「夕飯なに食べたい?」と聞かれると、迷わず「カレーライス!」と答えていました。
あまりにも毎回そう言うものだから、母には「またカレー?」と呆れられていたくらい。
それでもカレーの日は最高で、おかわりを目いっぱいして、翌日の“二日目カレー”を楽しみにしていました。

ある日、楽しみにしていた翌日のカレー鍋がからっぽで、大泣きしたこともありました。
泣き疲れてしばらくすると、祖母がカレーを出してくれて涙が止まったのを今でも覚えています。
子ども心にはちょっとした魔法のように感じました。

家庭のカレーは市販のルーで作った普通の味。
でもその「普通さ」が、僕にとってはごちそうでした。
そして給食のカレーは家とはまた違った味で、献立表に「カレー」と書かれているだけで一日テンションが上がっていました。


ハヤシライスとの出会い

一方でハヤシライスに初めて出会ったのも、やっぱり給食でした。
見た目はカレーに似ているのに、食べてみると辛くなくてマイルド。
子ども心には「ちょっと違うな…やっぱりカレーがいいな」と思った記憶があります。

家庭でまったく出なかったわけではないけれど、ハヤシライスが食卓に並ぶのはごくたまに。
圧倒的にカレーの方が多かったんです。


大人になってからの発見

一人暮らしを始めてからも、よく自分でカレーを作りました。
大鍋いっぱいに作って、数日間食べられるのが便利で、やっぱり美味しい。
でも不思議と、ハヤシライスを作ることはほとんどありませんでした。

だからこそ、彼から「ハヤシライスが食べたい」と言われたときは、ちょっと新鮮で。
あまり作ったことがないけど…と挑戦してみた“ホールトマト入りのハヤシライス”は、自分でも驚くほど好みに合いました。

それ以来、僕の家でご飯を作るときは、彼が「ハヤシライスがいいな」と言うのを楽しみにするようになり、
今ではルーをストックしておくのが習慣になりました。


僕のお気に入りレシピ

🍛 ニンニク香るカレーライス(4人分)

  • 牛肉または豚肉…200g
  • 玉ねぎ…2個(薄切り)
  • 人参…1本
  • じゃがいも…2個
  • ニンニク…3〜4かけ(スライスでも、丸ごとでもOK)
  • 市販のカレールー…1/2箱
  • 水…600ml
  • 隠し味:すりおろしリンゴ or はちみつ 少々
  1. 鍋に油を熱し、スライスしたニンニクを炒めて香りを出す。
    (丸ごと使う場合は、肉や野菜と一緒に煮込んでホクホクに仕上げるのもおすすめ。)
  2. 肉と野菜を炒める。
  3. 水を加えて煮込み、アクを取る。
  4. 火を止めてルーを加え、弱火でとろみが出るまで煮込む。
  5. 最後にリンゴやはちみつで甘みを調整。※入れなくてもOK

🍅 ホールトマト入りハヤシライス(2人分)

  • 牛薄切り肉…150g
  • 玉ねぎ…1個(薄切り)
  • マッシュルーム…4個(しめじでも美味しい)
  • 市販のハヤシルー…1/4箱
  • 水…400ml
  • ホールトマト缶…1/2缶(200g程度)
  • 赤ワイン…大さじ2
  1. フライパンで牛肉と玉ねぎを炒め、マッシュルームを加える。
  2. 水と赤ワインを入れて煮立て、アクを取る。
  3. ホールトマトを加えて煮込み、酸味とコクをプラス。
  4. 火を止めてルーを溶かし、弱火でとろみがつくまで煮込む。

カレーライスは僕の子ども時代を象徴する安心の味。
ハヤシライスは、彼と過ごす今の日常を彩る味。
どちらも、“ご飯に合う幸せの味”です。

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Ryohei Asada
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ブログ編集者
東京在住の中年ゲイブロガー 当サイト 「ニジイロ東京Days」 note.com 「僕らのノート ニジイロ東京Days」 🏳️‍🌈 出会い・恋愛・仲間づくりに悩んできたゲイのリアル 🌱 「ひとりじゃない」+「小さなヒント」発信中 🎬 銭湯とドラマ映画が好き
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