僕のノート

ゲイの健康診断

ryoheiasada

「ゲイの健康診断」と聞くと、真っ先に性病検査のことを連想する人もきっといるでしょう。
でもそれって、ちょっと偏見に満ちた見方ですよね。もちろん定期的な性病検査も大切ですが、それはゲイに限らず誰にでも必要なこと。

今日の話はそういうことではなくて──
会社勤めの僕が、毎年受けている“定期健康診断”の話です。


バリウムか内視鏡か

先日、定期健康診断に行きました。
胃の検査は「内視鏡」か「バリウム」かを選ぶ年齢になっているのですが、最近はバリウムにしています。

2年前に内視鏡を受けたときは、時間もかかるしそれなりに大変でした。結果は異常なしだったので、また来年あたりにやってもいいかなと思いつつ、今年はバリウムにしました。

ただ、バリウム検査もそれはそれでハード。
炭酸の粉で胃を膨らませたあと、ゲップを我慢しながら白いバリウムを飲む。あの瞬間は、芸人さんが「コーラ一気飲みしてゲップ我慢チャレンジ」をするネタをつい思い出してしまいます。

会社の先輩女性が「我慢できずにゲップして、やり直しになった」というエピソードを聞いたことがあって、それも頭をよぎりながら、なんとか耐えて無事に検査終了。
ただし検査後は、体内のバリウムを排出するために半日〜一日は戦わなければなりません。そう考えると、やっている間は苦しくても、終わってしまえば楽な内視鏡のほうがいいのかもしれません。


2年前の大腸内視鏡

ちなみに2年前、胃カメラを受けたときに大腸内視鏡も同時に申し込みました。
これがまたなかなか大変で、前日の夜から大量の下剤を飲み、腸の中が完全に透明な液体しか出なくなるまで“空っぽ”にしなければなりません。準備だけで体力を消耗します。

検査そのものは麻酔で眠っている間に終わるので無痛・無自覚なのですが、説明のときに「口からも肛門からもカメラを入れます」と言われました。

冷静に考えると──「後ろから前から?上と下の口から?」って、なんだかコントみたいですよね(笑)。もちろん実際には順番に行うのですが。


健康ついでに保険の話

健康診断を受けると、どうしても考えてしまうのが「もしものとき」のこと。
僕は20代の頃から生命保険に入っているのですが、いまでも死亡保険金の受取人は母のままです。

普通のご夫婦なら配偶者に、子どもがいれば子どもに、というのが自然なんでしょう。
でも独身の僕はそうはいかず、将来的にどうするかはまだ決めかねています。

ゲイの皆さんは、こういう場合どうしているんでしょうね。
パートナーがいればその人に? 兄弟姉妹に? それとも、やっぱり親にしておくのが安心?
考え始めると少し悩ましいテーマです。


おわりに

年に一度の健康診断。
検査はどれも楽ではありませんが、終わって「異常なし」と聞くとホッとします。
そして年齢を重ねるごとに、健康のことだけではなく、将来や“もしものとき”のことまで考えるきっかけになってきました。

来年は内視鏡にするか、それともまたバリウムにするか──。
そんな小さな選択から、これからの大きな人生設計まで。
健康診断は、体だけでなく心にも問いかけてくるイベントなのかな。

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Ryohei Asada
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ブログ編集者
東京在住の中年ゲイブロガー 当サイト 「ニジイロ東京Days」 note.com 「僕らのノート ニジイロ東京Days」 🏳️‍🌈 出会い・恋愛・仲間づくりに悩んできたゲイのリアル 🌱 「ひとりじゃない」+「小さなヒント」発信中 🎬 銭湯とドラマ映画が好き
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