僕のノート

ゲイのテニスサークルで見つけた“つながり”という居場所

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― コートの上で出会ったのは、ありのままの僕を受け入れる人たち

ゲイのサークルと聞くと、飲み会や交流イベントを思い浮かべる人も多いかもしれません。でも実際には、スポーツを通じて自然に仲間とつながれる場がたくさんあるんです。僕が入っていたのは、その中でもテニスサークルでした。

週末の練習風景

メンバー全体は30〜40人ほど。でも毎回集まるのは10〜15人くらいで、都内のテニスコートを2面使って2〜3時間。交代しながらダブルスを回すスタイルで、人数も雰囲気も、ちょうどいい感じだったんですよね。

レベルは初級から中級くらい。ラリーが続けば十分楽しめる雰囲気で、誰かが空振りしても「ドンマイ!」と笑って終わる。そんな気楽な空気感がすごく居心地よかったんです。

練習後の楽しみ

月に3〜4回の練習に加えて、年に何回か大会に出たり、自分たちで小さな大会を開いたり。真剣勝負の緊張感はあるけど、勝ち負けより「一緒に楽しむ」がメインでした。

そして練習のあとはごはんを食べに行ったり、バーに飲みに行ったり、カラオケに行ったり。その後のお楽しみもあって、それがまた続けて参加したくなる理由のひとつでもありました。

合宿の思い出

年に何回かは伊豆や箱根、山梨や長野などで合宿もやりました。貸別荘やホテルに泊まって、昼はテニス、夜はバーベキューや料理大会。旅行とスポーツが合体したような時間で、ほんとに楽しかったです。

大勢で台所に立ってワイワイしたり、外で火を囲んでお酒を飲んだり。そういう時間は、普段の練習以上に仲間との距離を縮めてくれました。

大会で広がる交流

テニスのサークルには、バーが主催しているものや、それ以外で集まった人たちのサークルなどいろいろありました。さらに、お店やサークルが合同で大きな大会を企画することもあって、なん百人も集まることも。

普段は一緒に練習しないチーム同士で試合をしたり、応援したり。そこで新しい友達ができたり、普段会えない人と話すきっかけになったり。そういう広がりがあるのも、この文化の面白さでした。

サークルの多様性

年齢層も20代から50代まで幅広く、毎回必ず来る人もいれば、気が向いたときにだけ顔を出す人もいました。こういう多様さが魅力で、普段なら出会わない人たちと自然に知り合えるのがサークルの良さだと思います。

僕にとってのサークル

テニスそのものも楽しかったけど、練習後の食事や飲みの時間に恋愛や仕事のことを話したり。そういう交流があったからこそ「自分らしくいられる場所」になっていたんだと思います。

仕事が忙しくなったタイミングで10年以上前にサークルはやめちゃったんですけど、当時できた仲間とは今でもつながっています。時々飲みに行ったり、ごはんを食べたり。あの頃と変わらない空気があって、会うたびにホッとするんです。

読んでくれたあなたへ

もしちょっとでも気になったなら、一歩踏み出してみてください。運動が得意じゃなくても、知り合いがいなくても大丈夫。同じように不安を抱えている人は必ずいますし、コートや体育館に立てばすぐ仲間になれます。

そして、ゲイのサークルはテニスだけじゃありません。バドミントン、バレーボール、卓球、ラグビー、ランニングなどのスポーツ系、映画や旅行、ボードゲーム、カフェ会など趣味を楽しむサークルもあります。

自分に合うと思ったら、ぜひ参加してみてください。きっと新しい仲間や、安心できる居場所が見つかるはずです。

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Ryohei Asada
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ブログ編集者
東京在住の中年ゲイブロガー 当サイト 「ニジイロ東京Days」 note.com 「僕らのノート ニジイロ東京Days」 🏳️‍🌈 出会い・恋愛・仲間づくりに悩んできたゲイのリアル 🌱 「ひとりじゃない」+「小さなヒント」発信中 🎬 銭湯とドラマ映画が好き
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